しびれ

しびれについての問い合わせがあったので、今回はしびれについて書いていきます。

しびれとは?

日本神経学会のHPによると、「感覚の経路 (感覚受容器から末梢神経、脊髄、大脳へ至る感覚の伝導路)のいずれかに障害がおきると出現します」とあります。しびれを引き起こす原因には、脳の病気、脊髄の病気、手足の末梢神経の病気、また糖尿病などの病気で出現します。
当院にしびれを主訴に来院される場合には、主に脊椎の病気、手足の末梢神経の病気を患っている方(整形外科系疾患)が大半です。

しびれ 今治 玄鍼灸院

整形外科系疾患の分類

脊椎の病気

脊髄の圧迫によるものや、神経根によるものがあります。
主な病名としては、頚椎症性脊髄症・頚椎症性神経根症・頚椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症・腰椎椎間板ヘルニアなどです。

末梢神経の病気

脊椎から出た神経に圧迫が加わってしびれが出現します。
主な病名としては、手根管症候群・肘部管症候群・足根管症候群などがあります。

当院でよくみるのは、頚椎性神経根症や腰椎椎間板ヘルニアによるしびれです。以前、整形外科でヘルニアと診断された患者さんの中には、「ヘルニア持ちだから」とおっしゃる方が多くいられます。このヘルニア、ほとんどの場合には自然に吸収されて無くなるものなので、あまりヘルニアを気にすることはないです。

東洋医学では?

東洋医学ではしびれを「痹証」(東洋医学的な診断名)として考えます。痹には、しびれ・体の感覚がなくなるの意味があります。<素問>という本の中では、この痹証について詳細に書かれています。
その概略は、風寒湿熱などの邪気が身体の弱っている部位に侵入し、皮・肌・筋・脈・骨に居座り、気血の流れをせき止めてしまい、気血の詰まりが生じてしびれが生じると考えています。つまり気血の流れを良くすれば、自ずとしびれは無くなります。

今治 しびれ 玄鍼灸院

当院でのしびれに対しての施術では、身体の弱り(五臓六腑の弱り)やどの邪気によるものなのかを四診で判断してから、鍼灸の施術を行っていきます。
しびれは痛みと違い、症状の改善までに施術回数が多くなることがあります。ですので、焦る気持ちはわかりますが、少し気長に通院していただければ幸いです。