疲れ

12月に入り急に寒くなってきましたね。今回は「疲れ」について書いていきます。

疲れ

疲れという症状には原因疾患があって起こる場合と、長時間の労働などによって起こる生理的な反応として起こる場合があります。身体的に感じること以外に、精神的な要素にも強く影響を受けます。
例えば、スポーツなどをしても、それが自分にとって楽しいものであれば、心地良い疲労感はあっても、苦痛を伴うような疲労は感じることはありません。
これといった原因疾患もなく、身体的には充分な休息がとれているにもかかわらず、疲れや不定愁訴がある場合は精神的な疲れを考えます。

今治市 疲れ 玄鍼灸院

疲れのメカニズム

疲れのメカニズムとして以下のものが考えられています。

・食事の不足

食事により十分なエネルギーの摂取が行われてないと、疲れが起こりやすくなります。

・疲労物質の蓄積

かつては、筋肉中に乳酸が蓄積することが疲れの原因と考えられていましたが、乳酸については近年の研究では否定的です。

・脳の調整力の失調

思考や記憶を連続して行うことなどにより、脳の調整力が低下し、情報の処理がスムーズに行われなくなることで疲れがおこります。

東洋医学的な見方

身体を動かすエネルギーは、東洋医学的に言えば「気」です。ですから、「気」が充分に生成されて、充分に行き渡れば、身体を動かすエネルギーは与えられて、活動しようとする意欲も生じるものと考えます。
「気」の生成には、先天の精気(両親から授かった生命力)、飲食物の栄養の多少、肺・脾・腎の機能が正常か否かによります。疲れの原因として最も認識されているのが、「気」が弱っている状態の「気虚」です。

また「血」の作用も重要な要素です。「血」は全身を循行し、全身の組織・器官に栄養分を供給しています。「素問」と言う古医書には、“肝は血を受けて能く視、足は血を受けて能く歩む。掌は血を受けて能く握り、指は血を受けて能く摂る”との記載があります。この「血」が弱った状態が「血虚」になると、古医書に書かれたことが上手く行えなくなります。

以上のことから「気」、もしくは「血」が不足すると、身体を動かすエネルギー及び物質が不足することになるので疲れが生じると考えます。
疲れと一口に言ってもそこに至るまでの過程は人によって様々です。当院では、原因や状態に合わせて治療を行うことで疲労の軽減を行っています。

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