動悸

当院に動悸を主訴に来院される方は、様々な医療機関での検査を行い特に異常が見られず、「どうしても気になるから何とかしてほしい」と来院されることが多くあります。

動悸とは

今治 動悸 玄鍼灸院

動悸とは、自分の心臓の拍動が過敏になって、不快感や違和感を自覚する状態のことです。「心臓がドキドキする」と表現されることが多いのですが、脈の打ち方が早くても遅くても、また普段と変わらなくてもいつもと違う打ち方をしていても動悸と表現されます。

・脈が飛ぶ、脈のリズムが乱れる

脈が飛んだり乱れる場合には、期外収縮(正常な拍動の間に時々現れる不規則な拍動)が起こっている場合があります。心臓がいつもより早く脈打ったりすることはあるので、健康な人にも起こるものなので心配することはありません。しかし連続して出現し、血圧が下がり、めまいを起こす場合には医療機関での治療が必要となります。

・徐脈

一分間に脈の拍動が60回未満のことを徐脈と言います。心臓は一分間に60〜70回の拍動を規則的に行っているので通常よりは遅い状態です。心臓病により徐脈となっている場合には酸素が全身に行き渡らないので動悸や息切れが起こります。また運動をよくする人の場合も脈拍がゆっくりとなることがあり、その場合には問題はありません。

・頻脈

一分間に100回以上の拍動がある状態です。胸痛、嘔吐、呼吸が苦しい場合には早急に医療機関での治療が必要です。
貧血、更年期障害、甲状腺機能亢進症などの場合にはホルモンの影響で頻脈が見られます。


また心臓の働きは自律神経によりコントロールされています。自律神経は私たちが意図して調整できない無意識に働く神経のことです。自律神経は体内の様々なシグナルを感知しながら様々な器官を調節しています。発熱、貧血、起立性調整障害、甲状腺機能亢進症、パニック障害、うつ病等でも心臓の機能に影響を及ぼし動悸が現れます。
当院で動悸の施術を行う時は、医療機関での検査で心臓に異常が見られない場合に限り施術を行っています。

東洋医学から見た動悸

動悸は東洋医学では「心悸(しんき)」と言います。単独で動悸が現れることは稀で、例えば不眠、めまい、耳鳴りなどと同時に現れることが多いです。ですので身体全体を診て、施術を行っていきます。

今治 動悸 玄鍼灸院

・血虚タイプ
出血や長患いの病があると血の働きが弱い、もしくは色々と考えすぎるなどによって心・脾の働きが悪くなり動悸が起こる。顔色がよくない、不眠、夢をよくみる、めまい、頭が重い。

・気虚タイプ
普段から驚きやすい、ビクビクとしている、怖がりやすい。気の働きが弱っているので拍動が弱い、心(東洋医学で言う心)をうまく栄養できず、動悸が生じる。息切れ、手に汗をかきやすい、疲れやすい。

・痰火タイプ
暴飲暴食など食生活の乱れにより脾を傷つけ、体内に痰湿が溜まってくる。この痰湿が長く体内に留まると火に変化し、その火が心に影響して動悸が起こる。めまい、排便がスムーズに行えない、咳が出やすい。

・血瘀タイプ
血の流れが悪く、また情緒が安定しないなどにより動悸が起こる。胸が苦しく感じ、唇や爪の色が青紫。

主に以上のようなタイプに分けて施術を行っていきます。最近ではメンタル系疾患からの動悸を訴える患者さんが多く、メンタル系疾患との関連が深い【肝】のことを考慮して施術を行っています。


【つらい症状、解決します】

一人一人の症状にあわせた施術を行い、少ない施術回数で症状の改善を図っております。過去の臨床経験から内科・整形外科・婦人科・心療内科疾患などの疾患に対応します。

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