緊張型頭痛

今年は桜の開花が例年よりも早いようですね。
今回は「緊張型頭痛」について書いていきます。当院でも頭痛を主訴として来院される患者さんも多く、大半が「緊張型頭痛」になります。

緊張型頭痛とは?

今治 緊張型頭痛 玄鍼灸院

頭痛の中で最も多いのが「緊張型頭痛」になります。
首や肩の筋肉に力が入ってしまい血流の流れが悪くなると、筋肉にコリや張りが生じてしまい、また痛みを感じる神経が刺激されることで「緊張型頭痛」が起こると考えられています。多くの場合、生活習慣やストレスとの関連が指摘されています。

緊張型頭痛の特徴

・頭部の両側に起こる
・圧迫されて締めつけられるような痛み
・痛みは我慢ができ、仕事はできる
・身体を動かしても痛みは悪化しない
・吐き気や嘔吐などは起こらない
・光や音が気になっても、どちらか1つである

鍼灸ではどう対応するか?

今治 鍼灸 緊張型頭痛

緊張型頭痛」が頻繁に起こる場合は、精神的ストレスを抱えていることが多く、心と身体をリラックスさせる必要があります。心身の緊張を取るのは、鍼灸が得意とするところです。心身がリラックスすると血流の流れが改善し、症状が和らぎます。

・疏肝法

肝の疏泄機能(気を伸びやかにめぐらす作用)が悪くなると、気の流れも悪くなります。これは感情の抑圧や怒りなどが原因で起こります。そのために肝の疏泄機能を高め、気の流れを伸びやかにする必要があります。疏泄機能が改善するとイライラ、怒りっぽい、感情に波があるなどの症状が改善します。具体的な穴としては合谷・太衝・期門・肝兪などを使います。

・安神法

心が不安定であると動悸、不眠、驚きやすい、不安感などが出てきます。そのために心を安定させて、リラックスさせて気持ちを落ち着かせる必要があります。具体的な穴としては神門・内関・三陰交・心兪などを使います。

上記の施術方法と併せて頸や肩の筋肉に生じているコリや張りにも鍼や灸を施していきます。単に筋肉のコリや張りに施術するよりも、疏肝法や安神法を取り入れたほうが施術効果が高いことを実感しています。

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