このところ手首の痛みを主訴として立て続けに当院に来院される患者さんが多かったので、「腱鞘炎」について書いていきます。
腱鞘炎とは?
腱鞘炎は、筋肉と骨をつなぐ部位を「腱」といい、「腱鞘」は腱を包み、腱が滑らかに動くように支える滑車のような役割をします。手を使いすぎると、この「腱」と「腱鞘」との間で摩擦がおこり、つまり炎症が生じてしまい“痛み”や“腫れ”が現れます。この腱鞘炎が進行すると「ばね指」と言われる症状が出現します。
来院される患者さんの中で特に多いのが「ドケルバン病」と言われる腱鞘炎です。このドケルバン病は親指と手首を繋いでいる2本の腱と腱鞘に炎症が起こり、手首の親指側に痛みや熱があるといった症状が現れます。親指や手首を頻繁に動かすと症状が強くなるという特徴があります。最近ではスマホを長時間使用する、仕事でペンタブを使用する方に多く見られます。
・更年期の女性
・出産前後の女性
・糖尿病がある人
更年期の女性では、親指や手首を頻繁に動かさなくても起こることがあります。原因はハッキリと分かっていませんが、女性ホルモンのバランスが乱れることで手がむくみやすくなることが、炎症と関係すると考えられています。糖尿病がある人も血流が悪くなり、むくみが生じて炎症が起こりやすいことが分かっています。
鍼灸での施術
腱鞘炎の施術は、鍼の刺激により炎症が起こっている部位の血流循環を促し、炎症を鎮めていきます。またむくみの軽減も図っていきます。
女性ホルモンのバランスが乱れている場合には、東洋医学的観点から乱れたバランスを整えていくことにより症状の改善を促します。
個人差はありますが、週に一度のペースで4〜5回の施術で症状の改善を実感できます。
腱鞘炎の症例はこちらです。来院時の参考にしてください
【つらい症状、解決します】
一人一人の症状にあわせた施術を行い、少ない施術回数で症状の改善を図っております。過去の臨床経験から内科・整形外科・婦人科・心療内科疾患などの疾患に対応します。
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