症例 肘の痛み 2022年7月11日 by 玄鍼灸院 40代 男性 テニス肘(上腕骨外側上顆炎) 【症状 来院の動機】 紹介により来院。 来院の一週間前から、左肘から手首にかけて痛みが出現する。思い当たる原因としては、痛みが出現する前に船釣りに出かけ、大物を数匹釣ったことが思い当たる。それ以降、左利きなので歯磨きをする時、ドアノブをひねる時等で痛みが出現する。年末に餅つきをしないといけないので、痛みを取って欲しくて来院。 来院時には、肘の数カ所に圧痛、少し熱感があり、トーマステスト・中指伸展テスト陽性。痛みは発症時に比べて、徐々には引いてきているとのこと。【経過 内容】施術の目的を鎮痛・消炎とする。肘周囲の圧痛部位、痛みがあると気血の流れが悪くなるので、気血の流れを改善するツボに鍼を行い、また肘を囲むように灸を行う。施術終了後、トーマステスト・中指伸展テストを行うも、痛みは出現しない。念のために左肘にキネシオテープを貼り、痒くなればテープを取るように指導する。痛みが再発するようであれば、来院するよに伝え終了とした。 40代 男性 肘の痛み 【症状 来院の動機】 腰痛があれば来院される患者さん。 2日前から腰部に違和感、動かし始めに痛みがある。今回は、特に原因として思い当たることは無いが、左肘に痛みがある。痛みは手首を内側にひねる動作の時にあり、肘の曲げ伸ばしでは痛みが無い、曲池穴(肘を曲げた時にできるシワの端)に圧痛がある。トーマステスト(−)、中指伸展テスト(±)。【経過 内容】以上のことから肘は上腕骨外側上顆炎と判断し、施術を行う。圧痛部位を囲むように鍼を4本刺鍼する。15分程たった時に鍼を抜き、痛みがあった動作を行ってもらうと痛みが10→3に変化する。痛みが最初よりも外側に移動した気がするとのことで、腕骨穴に鍼をする。その後、同じ動作をしてもらうと痛みが10→0に変化する。腰痛で再診の際に肘のことを聞くと、前回の施術後から痛みは出ていないとのこと。