覚書⑦

金匱要略・婦人雑病脈証併治第二十二 婦人蔵躁、喜悲傷欲哭、像如神霊所作、数欠伸、甘麦大棗湯主之。 《脈経》では“躁”を“燥”としている。蔵燥、沈氏はいわゆる子宮血虚、受風化熱と述べている。血虚蔵燥、つ...

覚書⑥

医宗金鑑・婦科心法要訣 女子不孕之故、由傷其衝任也。経曰、女子二七而天葵至、任脈通、太衝脈盛、月事以時下、故能有子。若為三因之邪傷其衝任之脈、則有月経不調、赤白帯下、経漏、崩漏等病生焉。或因宿血積於胞...

傅青主女科 調経⑤

年老经水復行 婦人有年五十外或六、七十歳忽然行経者、或下紫血塊、或如紅血淋、人或謂老婦行経、是還少之象、誰知是血崩之漸乎。夫婦人至七七之外、天癸已竭、又不服済陰補陽之薬、如何能精満化経、一如少婦。然経...

覚書⑤

女科経綸 男不可為父、得陽道之虧者也。女不可為母、得陰道之塞者也。 陽道、陰道は男性、女性の生殖力のこと。男性が原因の不妊は腎精虧損、女性が原因の不妊は主に内生殖器の流れが無月経、卵管閉塞、無排卵等で...

傅青主女科 調経④

経水数月一行 経水数月一行は一定した生理が来ないが、他に随伴する症状が無く、数月に一度の生理が正常なことを指しています。 婦人有数月一行経者、每以為常、亦無或先或後之異、亦無或多或少之殊、人莫不以為異...

覚書④

心印紺珠経 熱類 転筋 熱燥于筋転也。或言転筋為寒者、誤也。所謂転者、動也。陽動陰静、熱証明矣。霍乱吐瀉之人、必有転筋之証。大法吐瀉煩渇為熱、不渇為寒、霍乱転筋而不渇者、未之有也。或曰以温湯漬之則愈、...

傅青主女科 調経③

経水先後無定期 経水先後無定期は月経周期が乱れており、生理予定日より早い、もしくは7日以上遅れ、その状態が2周期以上続くことを指して言います。 婦人有経来断続、或前或後無定期、人以為気血之虚也、誰知是...

覚書③

眼科闡微 眉骨疼眼症 凡眉棱骨痛甚、此肝虚而痛也。宜服生地黄丸。有目不能開、昼静夜激、此痰勝而痛也。宜服導痰丸、二陳湯、青州白丸子。 眉棱骨痛(眉間の痛み)がひどいのは、肝虚による痛みである。生地黄丸...

傅青主女科 調経②

經水後期 経水後期は“月経後期”とも言われます。月経周期が8,9日遅れ、ひどいと4,50日に一度あり、連続して2周期以上ある場合を言います。 婦人有経水後期而来多者、人以為血虚之病也、誰知非血虚乎。蓋...

傅青主女科 調経①

傅青主女科種子は不妊治療のことで、今回からは調経(生理不順の治療)について書いていきます。不妊治療を行う上で、生理周期を整えることは非常に重要なポイントとなります。 経水先期 婦人有先期経来者、其経甚...

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