乾燥肌

朝晩が急に冷え込むようになり、それに伴って乾燥肌の患者さんをよく診るようになっています。特に高齢者に多く見られます。そこで今回は「乾燥肌」に対する東洋医学の考え方を書いていきます。

乾燥肌とは?

乾燥肌 今治市 玄鍼灸院

寒さが増して乾燥する季節になると皮膚が乾燥して痒くなることは、ある程度の年齢に達すると誰しも感じる、一種の生理現象とも言えます。特に暖房による室内の乾燥が加わると、皮膚の水分が蒸発しやすくなります。しかし、痒みのために皮膚をかき破って湿疹化させてしまうと治療が必要となる皮膚疾患となります。

体表を覆っている角質は、外界からのバリア機能があり、この角質に含まれている水分量が減少し、皮膚が乾燥した状態が「乾燥肌」です。
皮膚が乾燥している状態だと痒みに対して敏感となります。乾燥していない状態だと痒みとして感じない刺激でも「乾燥肌」だと皮膚が敏感に反応して、痒みとして感じてしまいます。単に皮膚が乾燥しているだけで痒みを感じてしまいます。

今治市 乾燥肌 玄鍼灸院

東洋医学と乾燥肌

乾燥肌」を東洋医学の視点で診ると大まかに4つの原因があると考えます。

立ちくらみ、顔色が悪い、疲れやすいなどの症状が見られると、血虚と考えます。血虚によるものは血液の栄養状態が悪いために、皮膚が十分に滋養されないためにカサカサとした乾燥がみられます。

血行不良や血液の滞りによるものです。皮膚に十分な栄養が届かず、老廃物も停滞しがちで、乾燥以外に肌の色がくすんでつやがありません。

老化などによって身体の水分が不足した状態を陰虚と言います。身体の水分が減少で起こるもので、熱の症状、例えば手足がほてる、のぼせやすい、頬が赤いなどの症状も見られます。

特に高齢者によく見られ、乾燥と同時に冷えがよく見られます。

今治市 乾燥肌 玄鍼灸院

東洋医学の古医書である【黄帝内経】では、「秋は肺の主(つかさ)どりとなり、肺は皮毛を生じ、鼻を主どり・・」と書かれています。ここでの肺は呼吸器の肺であり、鼻、のど、皮膚を含めたものを肺としています。
秋の主気は「燥」で、乾燥の季節です。肺は乾燥を嫌い、潤いを好むとされており、秋の季節は肺に負担がかかる季節となります。そのために肺の働きを助けることは「乾燥肌」改善に役立ちます。
当院の施術では、上記の原因を考慮しつつ肺の働きを高める施術を行い、乾燥肌やそれに伴う痒みの改善を行っております。


【つらい症状、解決します】

一人一人の症状にあわせた施術を行い、少ない施術回数で症状の改善を図っております。過去の臨床経験から内科・整形外科・婦人科・心療内科疾患などの疾患に対応します。

お気軽にお問い合わせください。
Tel:0898-34-4363

PAGE TOP