「梅雨に入ると肩こりがひどくなる…」「首が重くて頭痛までしてくる」「マッサージを受けてもすぐ戻ってしまう」等の悩みは、梅雨の時期によく聞きますし、主訴として来院する患者が増えてきます。
実は、梅雨の肩こりや頭痛は単なる筋肉疲労や筋緊張が原因だけでなく、気圧や湿度の変化、自律神経の乱れが関係していることがあります。
梅雨に肩こり・頭痛が悪化する3つの理由

① 気圧の低下で自律神経が乱れやすい
梅雨時期は低気圧の日が続きます。低気圧の影響を受けると、自律神経のバランスが乱れやすくなり、血管や筋肉の調節がうまくいかなくなります。その結果、
・首や肩の筋肉が緊張する
・血流が悪くなる
・頭痛やめまいを伴う
② 湿気で体の水分代謝が低下する
東洋医学では、梅雨時期には「湿(しつ)」の影響を受けやすい季節と考えます。湿が体内に停滞すると、
・身体が重い
・頭痛
・むくみやすい
・関節や筋肉が重だるい
・肩や首が張る
などの症状が起こりやすなります。
特にデスクワークが多い方は、もともと筋肉の動きが少ないため、湿の影響を受けやすい傾向があります。
③ 冷房による冷え
梅雨になると蒸し暑いため、エアコンを使う機会が増え、首や肩が冷えると筋肉は硬くなり、血流が悪くなります。また湿気が加わることで、重だるさや痛みを感じやすくなります。
東洋医学では「湿邪(しつじゃ)」が原因と考えます
東洋医学では、梅雨は湿邪が身体に影響を及ぼしやすい季節と考えます。
湿邪には、
・重い
・停滞する
・長引く
という性質を備えていると考えます。そのために、
・肩が重い
・首が動かしにくい
・頭が重い、痛い
・朝からだるい
・身体全体が重たい
という症状が現れやすくなります。
また、湿邪は消化吸収の働きがある「脾」の機能を妨げると考えられており、食欲不振や疲れやすさを伴うことも少なくありません。
鍼灸でできること
鍼灸では、一時的に肩のこりや痛みを止めるだけでなく、
・首や肩の筋肉の緊張を和らげる
・血流を促す
・自律神経のバランスを整える
・東洋医学的に「湿」の停滞を改善する
ことを目指して施術を行います。

梅雨になるたびに肩こりや頭痛を繰り返している方は、その場しのぎではなく、季節による体調の変化も含めて体質を見直すことが大切です。
「毎年梅雨になると肩や首がつらくなる」「頭痛やだるさまで出てしまう」という方は、季節の影響を受けやすい体の状態になっているのかもしれません。
当院では、お一人おひとりの体質や生活習慣を丁寧に伺いながら、症状だけでなく、その背景にある原因にも目を向けて施術を行っています。
梅雨の不調を「毎年のことだから」と我慢せず、お気軽にご相談ください。
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