日毎に春の訪れを感じるようになってきましたね。
それにつれて当院の前を通るチャリダーの方々が増えてきています。これからの季節、しまなみ海道を自転車で疾走すると気持ちいいですよね。
今回は歩くこと(ウォーキング)について書いていきます。
なぜウォーキング?
帰郷してから感じていたのですが、今治は移動手段が車であることが多いので、あまり歩く機会が無いことです。なかには買い物でスーパー内を歩いているからと仰る患者さんもいますが、歩数にすれば1000歩も無いとかと思います。また、O脚、人工関節置換術を受けている患者さんを以前の鍼灸院より多く見ることです。以前の鍼灸院とは患者さんの平均年齢に大きな違いがあるのですが・・・
ウォーキングとは
日常生活での歩きや散歩とは異なり、”健康のため“という目的をもって行う歩きをウォーキングといいます。「いつでも」「どこでも」「誰でも」行うことができる最も手軽な運動です。ウォーキングは有酸素運動の代表的な運動として挙げられ、普段の歩きとは異なり、ウォーキングの場合は、意識的に黙々と歩きます。それがより健康効果を高めることになります。ふつうの散歩のようにダラダラと歩いたり、立ち止まったり、景色を眺めたりしていてはウォーキングの効果が半減してしまいます。
3つのポイント
ウォーキングの効果をしっかりと得るには、歩幅、リズム、姿勢の3つがポイントとなります。できるだけ広めの歩幅で、一定のリズムでテンポよく歩くことです。スピードが早くなればそれだけ消費カロ リーも大きくなります。姿勢は、背筋をピンと伸ばし腕をしっかりと振ります。足の着地も意識すれば、運動効果はさらに高くなり、散歩とは違った爽快感やリフレッシュ感を得られます。
ウォーキングの効果
高血圧の改善
血中の血圧を下げるタウリンやプロスタグランディンEという物質が増加します。
心肺機能の強化
ウォーキング習慣のある人ほど心血管疾患のリスクが低下することが明らかになっています。
骨の強化
カルシウムは運動による適度な刺激で吸収が高まります。また太陽の光を浴びることで、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが体内で造られます。
肥満の解消
ウォーキングなどの有酸素運動は体脂肪をエネルギー源として利用するため体脂肪の減少につながります。
脂質異常症・動脈硬化の改善
血中の中性脂肪を分解する酵素を活性化させるといわれています。
肝機能の改善
ウォーキングをしている人ほど、AST(GOT)・ALT(GPT)が低値であることが明らかになっています。
糖尿病の改善
血中のブドウ糖を利用し血糖値を下げる効果があります。
腰痛の改善
正しいフォームでウォーキングを行うことで、筋力や関節可動域が高まり筋バランスが整いやすくなります。
社会的効果
屋外に出ることで人と関わる機会が増えたり交友関係が広がったりすることが期待できます。
以上の効果以外にも、ウォーキングは脳の血流を増加させることから、認知症予防に対しても期待されています。
ウォーキングを習慣化して健康に日々を送ってほしいです。
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