満開の桜が散り始め、新緑が映える季節になってきましたね。
4月に入り、主訴とは別に「疲れが取れない」「以前なら寝たら疲れが取れてたのに・・」などの声をよく聞くようになりました。詳しく聞くと多くの方が、甘い物をよく食べている事が分かります。
疲れた時にはついつい甘いものが欲しくなります。しかし、食べ過ぎてしまうと逆に疲労が取りにくくなってしまいます。
五味
東洋医学では五味「酸・苦・甘・辛・鹹(塩辛い)」と言うものがあります。
この五味は五臓「肝(酸)・心(苦)・脾(甘)・肺(辛)・腎(鹹)」に対応しています。
甘味は脾に対応し、甘味は脾の気を補います。脾の気が補われると気・血・津液(水)が多く作られ、その気・血・津液が全身を巡り、形あるものすべてが潤されます。それとは逆に甘味を取り過ぎて脾の気を傷つけると、気・血・津液がうまく作られず、全身を巡る気・血・津液が不足します。
<素問>と言う本の中の<陰陽応象大論篇第五>に、「甘傷肉」(甘は肉を傷る)とあります。
これは甘いものを取り過ぎると肥る、肥すぎて締まりのなくなった状態を「肉を傷る」と言っているのです。
また甘いものを取りすぎると、体内での津液(水)の巡りが悪くなり、「湿」と言うものに変化します。
この「湿」が出来ると胃腸の働きが悪くなり、食欲不振、消化不良、胸苦しい、ムカムカする、腹が重く張るなど症状が出てきます。また身体に余分な津液(水)があるので、身体が重い、だるいなどの症状も出てきます。
なかなか疲れが取れず、甘いものをよく取っている場合、少し甘いものを控えてみは如何ですか?
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