夏の暑さも過ぎ去り朝晩が涼しく、随分と過ごしやすくなりましたね。
今回は臨床でよく見られる症状で、原因が首の筋肉かも!?について書いていきます。
首の構造
首の構造を正面から見たものが上のイラストになります。
首の骨から出た筋肉は前・中・後斜角筋で、その間を血管や神経が通り抜けて上肢に向かいます。この斜角筋を通り抜ける際に、斜角筋に圧迫されると「手のしびて」「胸のだるさ」などが現れます。これを斜角筋症候群と言います。
斜角筋症候群とは?
斜角筋症候群が起こるよくある原因として、PC作業時に画面を覗き込むような姿勢を取ったりして、首に負担がかかる姿勢を長時間に渡り続けることで斜角筋がかたくなり、斜角筋の間を通る神経・血管を圧迫して症状を引き起こします。
主な症状
・上肢のしびれ
・上肢のだるさ
・上肢の冷たさ
・首や肩の痛みや重だるい感じ
上肢を上に挙げることで、症状が出ることが多く、首の付け根の鎖骨の上に痛み、嫌な感じや詰まる感じを訴える場合もあります。
当院における施術方針
症状の原因が斜角筋の硬さであることから、 まずは筋肉の硬さを取ることを主眼にして鍼を主に行っていきます。また首から上肢にあるどの経絡に症状が現れているかを見極めて、関連する経穴にも鍼・灸を行います。
当院に来院された患者の中には、整体院にて肩関節が原因だからと言われ何度も肩の施術を行うも一向に改善せず、当院に来院して数回の施術で症状の改善が見られた例もあります。斜角筋症候群は鍼灸の施術で早期に改善が見られる疾患であると当院では考えております。
【つらい症状、解決します】
一人一人の症状にあわせた施術を行い、少ない施術回数で症状の改善を図っております。過去の臨床経験から内科・整形外科・婦人科・心療内科疾患などの疾患に対応します。
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