12月も半ばを過ぎて、何となく忙しくなってきますね。
今回は「首が原因の痛み」について書いていきます。
首(頚椎)
来院される方の中に背中が痛く張ってくるから、背中のストレッチをしても背中の痛みや張りが取れないと仰る方が結構います。この様な場合、割と首が原因であることが多いのです。
首は、円柱状の【椎骨】が七つ重なっており、【頸椎】といいます。
椎骨と椎骨の間には、軟骨でできている【椎間板】があり、クッションの役割を果たします。椎間板の後ろには、【脊柱管】と呼ばれ【脊髄】の通る管があります。
脊髄は、脳からの情報を身体に伝える電線の様な役割があります。脊髄から枝分かれした神経の根本を【神経根】といいます。脊髄や神経根が圧迫されると、身体の様々な場所で痛みやしびれなどの症状が現れます。
原因はどこ?
背中のどの部分が痛むかによって、だいたいどの部位の椎間板が原因かをある程度特定できます。
上のイラストで赤く囲っている部分は、首を動かした時に痛みやしびれが出る場所です。
このような症状で治療に来院される方は、前かがみの姿勢での長時間の作業(パソコンを使ったデスクワーク)をされている人が多いです。
前かがみの姿勢で長時間いると、重い頭を支える為に首に負担がかかり症状が出てきます。
当院の施術としては、原因部位である椎間板と首・肩の筋緊張緩和を目的に行っていきます。また、どのような動作により痛みや張りが出るかにより、それに関連する経絡(気の通り道)を特定し、その経絡に刺激を加えて、痛みや張りの軽減を図っていきます。
関連する経絡を特定し、今回の場合だと症状が背中、原因部位が首にありますが、特定した経絡に鍼や灸をする場合、それは必ずしも背中や首に限りません。例えば足のツボを使って症状の軽減を計ることもあります。それが鍼の面白さであるのですが、大体の患者さんは足のツボに鍼をしたことにより、背中の症状が軽くなることに驚かれます。
症例はこちら。
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