症例 不妊症 2026年10月16日 by 玄鍼灸院 30代 女性 【症状・来院の動機】 以前から、首から肩甲骨にかけてのコリが強くなると来院されていた患者さんです。 結婚後、特に避妊をせずに生活していましたが、30代後半に差し掛かり、子どもを希望するようになりました。近所の婦人科で一通りの検査を受けましたが、特に異常は見られませんでした。 いつものようにコリが強くなった際に来院されたとき、不妊について相談を受けたことをきっかけに、身体の状態や体質を確認しながら施術を行うことになりました。 もともと痩せ気味で、普段から疲れやすく、手足が冷えやすい状態でした。生理周期は30日前後。経血の色は以前より薄くなってきたように感じ、生理痛はありませんでしたが、生理前には気分の落ち込みがみられました。 東洋医学的には、脈は弱略滑、舌は淡白で剥離苔がみられました。 【東洋医学的な見立て・施術】 身体の状態を確認すると、もともと脾虚の傾向があり、疲れやすさや冷えなどもみられることから、まずは身体の土台を整えることを重視しました。 東洋医学では、脾は飲食物から身体に必要な気血をつくる働きに関わると考えます。そのため、まず脾の状態を整えることを優先し、そのうえで生理周期に合わせて施術するツボを選択しました。 【経過】 施術を続ける中で、徐々に手足の冷えや疲れやすさが軽減していきました。 施術開始から6回目の生理予定日を過ぎても生理が来なかったため、婦人科を受診したところ、妊娠していることが分かりました。 その後は、つわりが強い時や疲れが溜まった時などに来院され、体調に合わせて施術を行いました。その後、無事に出産されました。 30代 女性 【症状・来院の動機】 2年前から婦人科で不妊治療を受けていました。当院来院の4か月前には、子宮筋腫の摘出手術を受けています。 婦人科では、これまでに2回の人工授精を受けていました。鍼灸が不妊治療のサポートになると聞き、当院のホームページをご覧になり来院されました。 もともと生理不順があり、生理周期は30~35日。生理痛が強く、我慢できない時にはロキソニンを服用していました。また、生理前には胸の張りや便秘がみられました。 基礎体温表では二相性は確認できましたが、高温期が短い状態でした。東洋医学的には、脈は弱く、按じると弦。舌は紅、歯痕があり、苔はみられませんでした。 【東洋医学的な見立て・施術】 中医学では、身体の状態を総合的に確認し、子宮筋腫の既往や生理痛、生理前の症状などから、瘀血や気血の流れの乱れがあるものと考えました。 また、基礎体温表で高温期が短いことから、身体を支える土台の不足もあると考えました。 そこで、生理周期に合わせた施術を基本としながら、気血の流れを整えること、身体の土台を補うことを意識して施術を行いました。 【経過】 3回目の来院時には、婦人科で以前より子宮内膜が厚くなっていると言われたとのことでした。 6回目の来院時には、それまで続いていた高温期が継続しており、3日後に婦人科を受診する予定とのことでした。 その後、婦人科を受診したところ妊娠が確認されました。初診から約2か月後のことでした。 ※症例について 本症例は、当院で行った鍼灸施術の一例です。妊娠・出産の経過には、年齢、体質、基礎疾患、不妊治療の内容など、さまざまな要因が関係します。鍼灸施術による結果を保証するものではありません。不妊治療については、医療機関での治療を継続しながら、必要に応じて鍼灸施術を併用しています。 30代 女性 【症状・来院の動機】 第二子の妊娠を希望して来院されました。 第一子の妊娠までに体外受精や人工授精などの治療を受けましたが、最終的に顕微授精によって妊娠・出産に至りました。その際に凍結保存されていた受精卵を移植する予定となり、移植予定日の約1か月前に来院されました。 第一子の妊娠までに数年を要しており、過去に一度流産の経験もありました。 生理痛が強く、市販薬を服用することがあり、経血には血の塊が多くみられました。基礎体温では高温期になっても体温がなかなか上がらない状態でした。 また、ため息が多く、移植について「うまくいかなかったらどうしよう」と考えてしまうことがあり、不安を感じていました。 腹診では大巨に圧痛、小腹に緊張がみられました。脈は弱、舌は淡紅、薄白苔で、舌尖には紅点がみられました。 【東洋医学的な見立て・施術】 第一子の妊娠までに時間を要したことや、生理痛の強さなどから、身体の土台となる腎の状態に不足があるものと考えました。 また、ため息が多いことや腹診・舌診などの状態から、肝の気の巡りが滞り、それに伴って血の巡りにも影響しているものと考えました。 そこで、身体の土台を整えること、気血の巡りを整えることを重視し、補腎・活血・疏肝を基本として、生理周期に合わせた施術を行いました。 【経過】 初診は生理予定日の2日前でした。1週間後の2回目の来院時には、「いつになく生理痛が軽かった」とのことでした。 3回目の来院は2回目から1週間後で、その4日後に凍結保存されていた受精卵の移植を予定していました。 5回目の来院は3回目から2週間後。妊娠しているか気になり、市販の妊娠検査薬を使用したところ陽性反応が出ました。 その後、婦人科を受診し、妊娠が確認されました。 ※症例について 本症例は、当院で行った鍼灸施術の一例です。妊娠・出産の経過には、年齢、体質、基礎疾患、不妊治療の内容など、さまざまな要因が関係します。鍼灸施術による結果を保証するものではありません。不妊治療については、医療機関での治療を継続しながら、必要に応じて鍼灸施術を併用しています。 30代 女性 【症状・来院の動機】 当院のホームページをご覧になり来院されました。 来院の5か月前から、病院で不妊治療を開始していました。病院ではホルモン値が低く、多嚢胞性卵巣症候群の可能性を指摘されていました。また、基礎体温がなかなか二相性にならないとのことでした。 基礎体温を確認すると、低温期の体温は35℃台。生理周期は30~33日でした。 腰痛や腹部の冷えを感じることが多く、下痢と便秘を繰り返すなど、身体の状態にもいくつかの不調がみられました。 東洋医学的には、脈は滑弱、舌は淡紅でした。 【東洋医学的な見立て・施術】 基礎体温の状態や冷え、腰痛、消化器症状などを総合的に確認し、東洋医学的には腎の働き、特に腎陽の不足があるものと考えました。 そこで、腎陽を補うことを施術の中心とし、生理周期に合わせた施術も取り入れることにしました。施術は週1回を基本として行いました。 【経過】 3回目の問診時、2回目の施術後がちょうど妊娠を希望するタイミングの時期にあたっていたため、その時期に合わせて過ごされたとのことでした。 その後の基礎体温では、低温期から高温期への移行がこれまでよりスムーズになり、これまでみられなかった37℃台後半の体温が確認されました。 4回目の問診時にも、高温期の体温が前回と同じように37℃台後半を維持しているとのことでした。 4回目の施術後、生理が来ない場合には婦人科を受診するようお伝えしました。 その後、メールで妊娠されたとのご報告をいただきました。 ※症例について 本症例は、当院で行った鍼灸施術の一例です。妊娠・出産の経過には、年齢、体質、基礎疾患、不妊治療の内容など、さまざまな要因が関係します。鍼灸施術による結果を保証するものではありません。不妊治療については、医療機関での治療を継続しながら、必要に応じて鍼灸施術を併用しています。 30代 女性 【症状・来院の動機】 以前から婦人科で不妊治療を受けていましたが、なかなか妊娠に至らず、鍼灸による施術について知ったことをきっかけに、当院のホームページをご覧になり来院されました。 来院前の採卵では、1~2個しか採れないことが多くなっていました。以前は3~4個採れていましたが、徐々に採卵できる数が減り、採卵した卵子が胚まで育たないことも増えていました。 基礎体温を確認すると、二相性がはっきりしない状態でした。生理周期は比較的一定しており、生理痛はありませんでした。AMHは0.75ng/mlでした。 結婚から2年ほど経過しており、年齢的なこともあって妊娠に対する焦りも感じていました。頚背部の緊張や手足の冷えがあり、腹診では全体的に板状の緊張がみられました。脈は細弱でした。 【東洋医学的な見立て・施術】 年齢やこれまでの経過、身体の状態を総合的に確認し、東洋医学的には肝・腎の弱りがあるものと考えました。 また、妊娠に対する焦りや緊張などから気の巡りが滞っている状態もあると考え、身体の土台を整えることと、気の巡りを整えることを重視しました。 基礎体温が二相性になっていないことも考慮し、生理周期に合わせた施術を取り入れながら、肝・腎や気の巡りの状態にも合わせて施術を行いました。施術は週1回を基本としました。 【経過】 3回目の施術後から、低温期から高温期への移行が以前よりスムーズになり、基礎体温にも変化がみられるようになりました。 6回目の問診時には、採卵した卵子が胚まで成長しており、翌日に移植を予定しているとのことでした。 8回目の時点では、高温期が継続していました。 その後、妊娠されたとのご報告をいただき、今回の施術を終了しました。 ※症例について 本症例は、当院で行った鍼灸施術の一例です。妊娠・出産の経過には、年齢、体質、基礎疾患、不妊治療の内容など、さまざまな要因が関係します。鍼灸施術による結果を保証するものではありません。不妊治療については、医療機関での治療を継続しながら、必要に応じて鍼灸施術を併用しています。 20代 女性 【症状・来院の動機】 2年前から不妊治療を開始し、松山市の産婦人科でタイミング療法や人工授精を2回ほど受けていましたが、妊娠には至っていませんでした。当院のホームページをご覧になり来院されました。 基礎体温表では高温期が短く、生理中には腰痛がありました。また、生理前には便が硬く、その後柔らかくなるなど便通にも変化がみられました。 生理時には血塊が多く、生理期間は1週間ほど。手足の冷えがあり、普段から便秘気味で、痩せ型でした。 腹診では腹部全体に硬さがみられました。脈は寸弱、関尺略弦。舌は淡紅で歯痕がみられ、苔は剥離していました。 【東洋医学的な見立て・施術】 冷えや便通の状態、生理時の腰痛、血塊、基礎体温などを総合的に確認し、東洋医学的には脾腎陽虚に瘀血を伴う状態と考えました。 そこで、身体を温めること、脾腎を補うこと、気血の巡りを整えることを重視し、温中・補腎・活血を基本として施術を行いました。 また、生理周期に合わせて施術する周期療法も取り入れ、その時々の身体の状態を確認しながら施術を行いました。 【経過】 4回目の施術時には、「生理中の腰痛が楽になった」とのことでした。 5回目には、低温期から高温期への移行がこれまでになくスムーズになり、高温期も36℃後半を維持しているとのことでした。 8回目以降は仕事が忙しくなり、来院されなくなりました。 その後、以前の来院後に妊娠していたことが分かり、無事に出産を終えたとのご報告をいただきました。 ※症例について 本症例は、当院で行った鍼灸施術の一例です。妊娠・出産の経過には、年齢、体質、基礎疾患、不妊治療の内容など、さまざまな要因が関係します。鍼灸施術による結果を保証するものではありません。不妊治療については、医療機関での治療を継続しながら、必要に応じて鍼灸施術を併用しています。 30代 女性 不妊 【症状・来院の動機】 約2年半前から不妊治療を開始。当院にはホームページを見て来院された。 1年前から体外受精を開始し、それまでに2回行っている。既往として甲状腺機能低下症、多嚢胞性卵巣症候群があり、それぞれ治療を継続している。 もともと生理不順があり、基礎体温も二相性になっていなかったが、現在は処方により二相性となっている。月経時には強い痛みがあり、鎮痛剤を服用する。また、月経時には血塊も多くみられる。 その他、手足の冷え、上半身の熱感、眠りが浅く熟睡感が少ない、途中で目が覚める、考え事をしやすいなどの症状がある。体型は標準よりも痩せ型。 脈は細弦、舌はやや紅で紅点がみられ、腹部全体に張りがみられた。 【東洋医学的な見立て・施術】 身体全体の状態を確認すると、気の流れの滞りに加え、脾胃や腎の弱りがあると考えた。 まずは身体の土台となる気血を整えることを目的に、脾胃・腎を補う施術を行うこととした。また、月経周期に合わせた施術を取り入れ、排卵前や高温期など、その時期の身体の状態を確認しながら施術を行った。 施術間隔は、身体の状態をみながら1~2週間に1度を目安とした。 【経過】 2診目終了後に胚移植を行った。 5診目の前に月経となり、体外受精についてはしばらく休むこととなった。 6診目には、それまでより食欲が増し、以前よりも食事をしっかり摂れるようになった。脾胃の状態が整ってきた身体の変化の一つとして捉え、その後も脾胃の状態を意識しながら施術を行った。 7診目は排卵前の時期で、今回はタイミングを合わせることとなった。この時期は、身体の状態を確認しながら、気の流れを整えることを意識して施術を行った。 8診目は前回から2週間後。高温期が続いており、市販の妊娠検査薬で陽性反応が確認された。 9診目でも高温期が続いており、その後、婦人科で心拍が確認された。 ※症例について 本症例は、当院で行った鍼灸施術の一例です。妊娠・出産の経過には、年齢、体質、基礎疾患、不妊治療の内容など、さまざまな要因が関係します。鍼灸施術による結果を保証するものではありません。不妊治療については、医療機関での治療を継続しながら、必要に応じて鍼灸施術を併用しています。 関連ページのご案内 ▶ 女性・不妊に対する鍼灸はこちら 妊活や女性不妊に関する鍼灸施術についてご紹介します。 ▶ 不妊症に対する考え方はこちらを参考に 妊活や不妊症に関する症状を、東洋医学的な身体の見立てとともにご紹介します。 なかなか改善しない身体の不調、東洋医学から見直してみませんか? 体質や身体全体の状態をみながら一人ひとりに合わせて鍼灸施術を行っています。 ―Web予約は24時間受付しています―