症例 胃腸の症状

・70代 女性 便秘

今治 鍼灸 胃・腸の症状 便秘

【症状 来院の動機】

主訴は右股関節と腰部の痛みで来院。来院前は股関節と腰痛のために、整体に行こうかと考えていたが、近所の人の紹介で当院に来院する。痛みは3ヶ月程前からあり、特に座位から立ち上がる時、歩き初めの時に股関節前面と腰部に痛みがある。既往歴として両膝関節の人工関節置換術。脈滑、舌淡紅。

【経過 内容】

両膝の人工関節置換術を行っていることから、股関節の軟骨もすり減っているものと考えられるが、関節の可動域には異常は見られない。また、トレンデレンブルグ徴候も見られないことから、腸腰筋由来の痛みと考え施術を行う。初診から3診目で、痛みが10→3にまで軽減する。3診目の時に、便秘で悩んでいると仰る。問診票では、お通じには異常なしとあったが、言いにくかったのこと。3診目に便秘時によく使う、大巨・外関・足三里に鍼を行う。3診目終了時、便意が現れ、排便となり、非常に驚かれる。それ以降来院時には、便秘の改善を目的とした施術も行うが、主訴・便秘供に改善する。


・30代 男性 潰瘍性大腸炎

今治 鍼灸 胃・腸の症状 潰瘍性大腸炎

【症状 来院の動機】

潰瘍性大腸炎の診断を10年前に受け、病院に通院中。以前から、潰瘍性大腸炎の症状が辛い時には鍼灸を受けると症状が軽くなるので、定期的に受けていた。症状が辛くなる前には、膝の違和感や目の疲れが出てくる。母親がリウマチ。来院の前日には、腹痛と下血。来院当日は、腹脹、下腹部の違和感、目の疲れがある。腹診では大巨に圧痛、全体的に脹。脈診は渋略滑。舌診では淡白、薄白苔。

【経過 内容】

潰瘍性大腸炎は、大腸の内壁の粘膜に炎症が起こっている状態であることから、体内に熱がこもっているものと考えた。腹診、脈診、舌診から、熱の原因を瘀熱と考え、血の滞りと脾胃の働きを改善させることを主眼にして施術を行う。初診終了の時点で腹部の脹りを感じなくなり、目もスッキリとする。それ以降は、定期的に来院しており、下血の回数等が減っており、体調も良好とのことである。



・30代 男性 胃食道逆流症

今治 鍼灸 胃・腸の症状 逆流性食道炎

【症状 来院の動機】

以前から逆流性食道炎の診断を受け、薬を服用していると胸焼けやゲップの症状はおさまるが、服用を止めると症状が再発する。奥さんが当院に通院されていたので、奥さんから勧められて来院する。
来院時の症状としては、胸焼け、ゲップ、ある一定量を食べるともどしてしまう、夕食が遅いと就寝中に気持ち悪さで目が醒めるので、熟睡感がない。体型は痩せ型で、顔面に吹き出物が多く、 口臭はない、大便は普通。舌の苔が厚く白色。

【経過 内容】

以上のことから胃気上逆とやや湿熱があると考え、胃気を下げるツボと湿熱を取り除くツボを選んで鍼を行った。初診時は胸の辺りが随分とスッキリする。
その後、一週間に一度のペースで来院し、合計5回の施術で薬を服用しなくても逆流性食道炎の症状は出なくなる。


・60代 女性 胃食道逆流症

【症状 来院の動機】

定期的に来院されている患者さん。
家庭内での問題があると、そればかりを考えてしまい胸焼け、食欲不振が出現する。内科にて「胃食道逆流症」と診断され薬を服用している。
薬を服用すると胸焼け、食欲不振は少し軽減するがスッキリしないので来院する。胸焼けは特に早朝にあり、昼間には感じず、吐き気はない。食事は少しつまむ程度。腹診にて心窩部に圧痛があり、胸焼け時には心窩部がシクシクとする。脈数略滑、舌薄白。

【経過 内容】

以上のことからストレスによるものと考え、ストレスに効果のある合谷、三陰交、太衝、胃の症状に対して足三里、中脘等に鍼灸を施す。1診目終了時に、胃がスッキリとしたとのコメントを頂く。施術間隔は3日に一度のペースとし、4診目終了時には胃の症状が消失したので、4診目をもって終了とした。


・30代 女性 吐き気・胸焼け・喉のつまり

【症状 来院の動機】

主訴は2〜3週間前から喉の中がつまった感じし、吐き気と胸焼けがある。当院に来院時は妊娠18週目。妊婦健診で吐き気と胸焼けを訴え、内科を紹介され受診するが異常は見られず、胃酸を抑える薬を処方される。薬を服用するが吐き気や胸焼け、喉のつまりが改善せず、他の鍼灸院にて加療。鍼灸の施術を受けるも効果を感じなかったので、HPを見て当院に来院。
妊娠初期にはつわりがひどく、食欲もあまり無かった。喉のつまり感は以前もあり、その時は半夏厚朴湯を服用していた。初めての妊娠・出産となるので、不安になることが多い。
腹診ではみぞおちから臍にかけて板状に緊張が見られ、脈は細略弦。

【経過 内容】

吐き気と胸焼けは妊娠によりプロゲステロン増加により消化管の蠕動運動が低下したものと考え、また喉のつまり(梅核気)は初めての妊娠・出産でストレスが溜まり肝火上炎となり、また肝気横逆により胃の症状をもたらしたものと考えた。施術は先ず肝火上炎の熱を下にさげることを主目的にする。1診目終了時、喉のつまりが軽減する。2診目は4日後、空腹時に少し胃のむかつきと吐き気がある。3診目は一週間後、喉のつまりはほとんど感じない、食後に少し吐き気がある。4診目も3診目から一週間後、喉のつまり、胸焼けと吐き気を感じることなく、一週間を過ごせる。4診目も以て終了とした。