症例 アトピー性皮膚炎

 20代 女性 
今治 鍼灸 アトピー性皮膚炎

【症状 来院の動機】
以前からアトピー性皮膚炎による肌の痒みが時折あったが、引っ越しをきっかけにして痒みが増える。特に夜間の痒みが酷く、なかなか寝付けない。皮膚全体が乾燥し、赤くなっており、特に肘・膝裏の痒みが強い。
痒い為にその箇所を掻いてしまうために、少量の出血と滲湿液が見られる。痒みは季節の変わり目や疲労が溜まった時に出やすく、口の乾燥・寝汗・便秘などを伴う。痒みのあるところにはステロイドを塗っている。舌を見ると紅く、脈は弱く流れがスムーズではない。

【経過 内容】
以上のことから陰虚によるアトピー性皮膚炎と考え、陰を補うツボを選んで鍼灸を行う。強い痒みが収まるまでは、週に一度のペースで治療。一月を過ぎた当たりから、痒みと皮膚の赤みが大きく減る。その後は痒みが強くでる季節の変わり目や疲労が溜まった時に来院。概ね皮膚の乾燥・赤みは消え、痒みもそれほどきにならなくなる。

 30代 男性 
今治 アトピー性皮膚炎 玄鍼灸院
【症状 来院の動機】

HPを見て来院する。アトピー性皮膚炎は大学時に発症する。皮膚科から処方されている薬を塗るとしばらくは皮膚の状態が良いが、しばらくすると元に戻るを繰り返している。夜間の痒みが強く、熟睡できない。特に顔の痒みがつらい、顔は赤みが強い。前腕、大腿内側、側腹部に引っかき傷が見られ、色素沈着が見られる。ストレス、脂っこい物を食べると痒みが酷くなる。下痢をしやすい、時折耳鳴がある、目の疲れ・かすみがある。脈弱、舌淡紅、白膩苔、舌尖紅。

【経過 内容】
以上のことから湿熱、肝火によるアトピー性皮膚炎と考える。施術は健脾、疏肝、滋陰を主にツボを選択する。例えば内関、合谷、中脘、期門、三陰交、太谿等。施術間隔は平日の来院は難しいので、毎週土曜の施術とする。1診終了後、痒みが随分と軽減する。4診目の来院で色素沈着が薄くなり、顔の赤みも随分と軽減する。7診目を以て終了とする。4ヶ月ぶり他の主訴で来院され際、顔の赤みや色素沈着はほぼ消失していた。

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