雨が降ったりすると気温が急に下がり寒く感じたり、雨が上がると気温が上がり暑く感じたりと、気温差が大きい日があると、妙に疲労感・だるさを感じませんか?そこで今回は疲労と東洋医学の関連について書いて行きます。
五臓六腑とは?
五臓六腑という言葉は一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?これは東洋医学で内臓全体を言い表す言葉です。
「五臓」は、肝・心・脾・肺・腎を指します。この「五臓」は、気・血・精を蔵する機能があり、陰陽では陰になります。「六腑」は、胆・小腸・大腸・膀胱・三焦を指します。「六腑」は、気・血・精を動かす機能があり、陰陽では陽になります。
この五臓六腑は、現代医学の解剖学的な臓器とは異なります。その中で五臓(肝・心・脾・肺・腎)と疲労との関係をみていきましょう。
五臓との関係
例えば五蔵の働きが疲労すると、
肝・・イライラしやすい、怒りっぽくなる等の精神的トラブルが出やすくなり、筋肉にもトラブルが出やすい。
心・・血流が悪くなったり、顔色が悪い。口や舌に口内炎が出来やすい。
脾・・胃腸の消化吸収がよくない、食欲不振や下痢・便秘、むくみなどが出やすい。
肺・・風邪を引きやすく、微熱っぽい、肌が荒れやすい,鼻や喉に症状が出やすい。
腎・・耳鳴、腰のだるさ、倦怠感、脚のだるさ、精力減退などが出やすい。
五臓の働きを低下させるものに五労というものがあります。
五労とは、久行(歩き過ぎ)、久視(目の使い過ぎ)、久座(座り過ぎ)、久臥(寝過ぎ)、久立(立ち過ぎ)に分類され、それぞれ肝・心・脾・肺・腎と密接に関わってきます。
例えば、長い間、テレビやパソコン等を見ていると血液や心の機能を使い、顔色が悪くなったり、目の疲れ、視力の低下などがおこります。また、同じ姿勢を続けていますので、筋肉に負担がかかり、肩こり・腰痛などがおこります。
以上のように疲労から様々な症状がおこります。様々な症状がでる前に、しっかりと対策をとる事が疾病対策の第一歩だと思います。
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