まだまだ寒い日が続きますね。今回は「慢性の症状」について日々思っていることを書いていきます。
慢性とは?
そもそも慢性とはどの程度の経過・時間を指しているのでしょうか?
例えば痛みを例にすると、急に痛みが出現し、短期間でおさまる痛みは「急性の痛み」、1〜3ヶ月以上も続く痛みは「慢性の痛み」と言われます。この慢性の痛みになると痛みが消失するには鍼灸の施術で考えると、1〜3ヶ月以上の施術期間、施術回数もそれなりに重ねる必要が出てきます。
今回は何を伝えたいかと言えば、慢性化(1〜3ヶ月以上経過)した症状で当院に来院される、または病院での治療で思うように良くならないので来院する場合が多々あるのですが、いずれの患者さんも鍼灸を行うと立ちどころに良くなる、もしくは1度の施術で改善すると思って来院する節があります。鍼灸の施術は魔法の様な力は無く、どうしても施術回数を重ねながら症状の改善を図ります。
下の氷山モデルで考えると、海面に現れているのが症状で水面下には原因となる要因が隠れており、また複雑に絡みあってもいます。海面に現れている症状だけを取り除けばいいと思われますが、それだとまた新たな症状や同じ症状が出てきます。木を見て森を見ずの施術だと、余計に症状改善に時間がかかることになります。
ですので、慢性の症状で来院する際は「暫く通院しなきゃ」と思って来院してください。他の治療院のように長々と引きずるような施術を行わず、できる限り施術回数を重ねないような施術を心がけています。

【つらい症状、解決します】

一人一人の症状にあわせた施術を行い、少ない施術回数で症状の改善を図っております。過去の臨床経験から内科・整形外科・婦人科・心療内科疾患などの疾患に対応します。
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