症例 捻挫

 70代 女性 
捻挫 今治 玄鍼灸院 鍼灸

【症状 来院の動機】

以前から定期的に通院している患者さんが、庭の鉢を移動させている時にバランスを崩して転倒する。その際に左足首を捻り、左半身を地面に打ちつけた。 来院時には、左足を少し引きずり、左肘には擦過傷が見られる。他には左肩が少し痛む。左足首を拝見すると、少し腫れが見られ、前距腓靭帯に圧痛があり、足首を少し内反すると圧痛部位が痛む、内出血は見られない。左肩関節挙上時に引っかかる感じがするとのこと。脈は略弦、舌は淡紅、薄白苔。

【経過 内容】
以上のことから、1度の捻挫と判断する。施術としては、気血の流れをよくする合谷・三陰交穴、左足首の圧痛部位に鍼を行い、また足首の圧痛部位の周りに透熱灸を3〜4壮行う。肩背部や腰部にも鍼を施術する。施術後、腫れは消失し痛みもほとんど無くなり、足を庇うこと無く歩行が出来るようになる。

 20代 女性 
今治 捻挫 玄鍼灸院
【症状 来院の動機】

以前から肩こりが辛くなると来院されている患者さん。
来院の一ヶ月前に原付バイクで砂利道を走行中に転倒し、右足関節を捻挫・打撲する。整形外科を受診し骨には異常なし。今回の来院も主訴は肩こりであるが、痛めた右足関節がまだ痛みが残るのでそちらも診てもらいたいとのこと。右足関節を診ると前距腓靭帯、踵腓靭帯に圧痛、やや腫れがあり、足関節を底屈(地面を蹴る動作)時に痛みがある。脈はやや弦。

【経過 内容】
以上のことから右足関節捻挫後の靭帯損傷が残っており、靭帯損傷はGrade Iと判断する。足関節の圧痛部位、またそれを取り囲む様に鍼を行う。施術後、圧痛部位の痛みは消失し、足関節の底屈動作時の痛みも消失する。一月後の来院時に右足関節の様子をたずねると、前回の施術後から痛みを感じることなく生活できているとのこと。

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