症例 不眠症

 60代 男性 
今治市 不眠 鍼灸 玄鍼灸院

【症状・来院の動機】
会社を退職する前頃から寝付きが悪くなり、心療内科を受診して睡眠薬や精神安定剤を服用されていました。腰や肩の痛みもあり、ホームページを見て来院されました。 普段から寝付きが悪く、眠っても夜中に3回ほど目が覚める状態でした。朝は頭がぼーっとするものの、昼間に強い眠気を感じることはありませんでした。
腰には慢性的な痛みがあり、特に前かがみになると痛みが出ていました。肩はゴルフのスイング時に痛みがあり、現在はゴルフを休止していました。 退職後は週3回ほどアルバイトをしており、毎日40分ほど散歩をしていました。
東洋医学的には、脈はやや弦、舌は紅く、苔がない状態でした。

【東洋医学的な見立て・施術】
主訴である不眠を中心に、肩や腰の状態も合わせて身体全体を確認しました。
退職前から不眠が続いていることや、脈・舌の状態などから、東洋医学的には肝・腎の陰虚が関係しているものと考えました。
そこで、肝経・腎経のツボを中心に、その時の身体の状態に合わせてツボを選択し、鍼灸施術を行いました。また、肩や腰の痛みに対しても施術を行いました。

【経過】
1回目の施術後には、頭がスッキリし、肩や腰の痛みも軽減しました。 2回目は3日後に来院され、鍼灸施術を受けた当日はよく眠れたとのことでした。2回目の来院時には、夜中に目が覚める回数も3回程度から2回程度に減っていました。
3回目も3日後に来院され、睡眠はさらに改善し、夜間に目が覚める回数は1回程度になりました。肩や腰の痛みもあまり気にならなくなりました。 4回目からは週1回の施術としました。5回目の問診では、夜中に目が覚めることはなくなりました。一方で、「薬が効きすぎているのか、いつまでも眠い」とのことでした。薬については自己判断で変更せず、心療内科の主治医に相談するようお伝えしました。 6回目の来院時には、心療内科で薬が減量され、朝の目覚めも良くなったとのことでした。
6回目以降は、体調管理を目的として2~3週間に1回程度のペースで来院されています。

 20代 女性 
今治市 不眠 鍼灸 玄鍼灸院

【症状・来院の動機】
以前から定期的に来院されている患者さんです。
半年前から昼間の仕事を始めた頃より、夜中に2時間おきに目が覚める「中途覚醒」がみられるようになりました。 「どうしても寝過ごしてはいけない」という思いがあり、深く眠れていない感覚がありました。昼間は頭がぼんやりとして、集中力も続かない状態でした。また、起床時には胃もたれを感じていました。
就寝は午前2時頃、起床は午前8時頃でした。昼間の仕事を始める前は夜型の生活で、就寝時間は午前4時頃でした。
東洋医学的には、脈は弱く、緩やかな状態でした。

【東洋医学的な見立て・施術】
仕事を始めたことで生活リズムが変化したことに加え、「寝過ごしてはいけない」という意識が睡眠時の緊張につながり、心神が落ち着きにくい状態になっているものと考えました。
そこで、心神を落ち着かせることを目的に、内関・三陰交などのツボを中心に鍼灸施術を行いました。 また、生活リズムを整えるため、就寝時間をできるだけ早めるようお伝えしました。

【経過】
1回目の施術後から中途覚醒は1回程度となり、その後は午前8時頃まで眠れるようになりました。 3日後の2回目の来院時にも睡眠状態は安定しており、2回の施術を一区切りとしました。

 40代 女性 
今治市 不眠 鍼灸 玄鍼灸院

【症状・来院の動機】
来院の4か月前から、家族のことで気になることがあり、それをきっかけに睡眠の不調が現れるようになりました。心療内科にも通院されていましたが、薬を使うことに抵抗があり、鍼灸を受けてみようとホームページを見て来院されました。
寝付きは良いものの、眠り始めて3時間ほどすると目が覚め、それ以降は眠れる時と眠れない時がありました。目が覚めると家族のことを考えてしまい、考え始めると余計に眠れなくなる状態でした。
考えごとをしていると動悸や胸騒ぎが起こることもあり、常に首や肩に力が入っている、ため息が増えたなどの症状もみられました。
東洋医学的には、腹診で胸脇苦満、脈診では弦にして弱、太衝に圧痛がみられました。

【東洋医学的な見立て・施術】
家族のことを繰り返し考えてしまうことや、首・肩の緊張、ため息、動悸などの状態に加え、腹診・脈診・ツボの反応を合わせて確認しました。 東洋医学的には、気の巡りが滞る「肝鬱」と、精神・情緒が落ち着きにくい「心神不安」が関係しているものと考えました。
そこで、気の巡りを整える「疏肝理気」と、心神を落ち着かせる「安神」を主な目的として、その時の身体の状態に合わせてツボを選択し、鍼灸施術を行いました。
仕事が多忙であることも考慮し、施術は週1回のペースで行いました。

【経過】
3回目頃から、夜中に目が覚めても、その後すぐに眠れるようになりました。 5回目の来院時には中途覚醒もみられなくなり、睡眠について困ることはなくなりました。 6回目の来院時にも中途覚醒の訴えはなく、以降は睡眠以外の症状に対して施術を行いました。

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