症例 眼の症状

 60代 女性 緑内障 
今治 緑内障 玄鍼灸院

【症状 来院の動機】
4年前に【緑内障】の診断を眼科にて受ける。左眼には視野欠損があり、現在点眼薬をさしている。眼圧は正常範囲であるが、18〜19mmHgといつも境界値に近いので気になっている。また、最近視野のかすみ、左頸部が痛く、頸部を回旋させにくい。
当院のことは知人から聞いていたが、鍼に対して抵抗があり中々来院する勇気が無かったが、頸部の痛みが引かないので、思い切って来院する。来院時の主訴は頸部の痛みであるが、眼圧も気になるので下げて欲しいとのこと。
頸部を触診すると頸板状筋・斜角筋が強く緊張しており、左C3外方に強い圧痛がある。頸部左右の回旋時に可動域制限が見られ、左回旋時に頸部から肩甲骨にかけて痛みがある。手指に痺れは無い。仕事は立ち仕事で、イライラしている事が多い。性格的にせっかちである。気がつくと頚や肩に力が入っている。脈は弦。舌は紅、無苔。

【経過 内容】
以上のことから、肝火が上炎したものと判断した。上炎した肝火を下げる穴を選択し、また眼圧下げるために、合谷・太陽・上晴明を選択し、置鍼15分。置鍼後、腹臥位になってもらい頚背部の緊張・圧痛部位を中心に鍼を行う。施術後、頸部の動きは良くなり、痛みもほぼ消失する。眼圧のこともあるので、施術頻度は2週間に1度とする。2診目の帰宅中に視野が明るくなっていること、また夜間の車を運転している時も視野がハッキリしていることに気づく。4診目の後に眼科を受診すると、眼圧12mmHgに下がっていたので非常に喜ばれる。それ以降も2週間に1度のペースで来院している。

 70代 女性 緑内障 
今治市 玄鍼灸院 緑内障

【症状 来院の動機】
来院時の主訴は側弯症による腰痛。整骨院や整体に通院するが、なかなか痛みが引かないので、友達の紹介で来院する。痛みはしばらく立っていると鈍痛として出現し、しばらく横になっていると軽減する。また、2ヶ月前に眼科にて「緑内障」と指摘され、非常にショックを受ける。自身の母親が緑内障のために視力を失ったので、自分もそうなるのではないかと恐れる。眼圧は右18mmHg、左19mmHg。
普段から立位の姿勢が猫背、体重が標準を超えているが間食(お菓子)が多い。家庭内の問題から、気持ちが落ち込みやすい。脈は弦略滑、舌は淡紅、薄白苔。

【経過 内容】
以上のことから年齢も考慮し、肝腎の弱りと腰部筋肉の失養と判断する。選択した穴は主に肝経、腎経の穴、腰部の圧痛点。初診時終了の時点で、腰部が随分と軽くなる。視野がハッキリとする。本人の希望で健康管理をするつもりで、週に一度の来院とする。初診時から1月経った後に眼科を受診すると、眼圧が右12mmHg、左10mmHgと下がっており、非常に喜ばれていた。腰部の痛みはまだ少し残っているので、継続加療中である。

 20代 女性 眼の疲れ 
今治 眼精疲労 鍼灸 玄鍼灸院

【症状 来院の動機】
仕事で一日中パソコンのモニターを見ているためか、夕方になると目の疲れを感じる。目の疲れが酷いときには、朝から疲れをかんじるとのこと。目の疲れにより視野がかすむ等はなく、時々頭痛がある。3年前にレーシックの手術を受けている。

【経過 内容】
治療は眼精疲労と考え、目の周りのツボを選択して鍼をする。また、東洋医学的な考えに基づいて手・足のツボに鍼・灸を行う。治療後、目の疲れが随分と軽減する。週に一度の治療を3回程続けるとあまり目の疲れを感じなくなる。その後は1〜2ヶ月に一度の割合で、目の疲れを感じた時に来院している。

PAGE TOP