症例 コンディションの調節 2022年8月1日 by 玄鍼灸院 30代 男性 【症状 来院の動機】 ウルトラマラソンに参加する前に来院された患者さん。 以前からウルトラマラソンやトレイルランニングをされていて、大体1日に20km、週末には50〜60km程ランニングを行なっている。今回来院されたのは、レース前のコンディションを整えることを目的に来院。身体を拝見すると、足の張りが強く、特に太ももの外側、ふくらはぎ。あと着地の時に右足首に痛みが走るとのこと。足首はトレイルランニングで数回捻挫をしたことがある。 【経過 内容】 治療方針としては、疲労も溜まっているので、先に疲労をとる穴で疲労回復を促し、次に足の張りを取ることにした。また、足首に関しては捻挫を起こしたことによる関節のアライメントの異常と考え、関節の調節を行う。 以上の施術を行なった後には、足の張りが随分と軽減し、足首も軽くなったとのこと。ひと月後の来院で、前回の施術後のレースでは優勝したとのこと。今回の来院もレース前のコンディション調節で来院。その後度々、レース前や練習後に来院され、自己ベストも更新するようになり、鍼灸のおかげですとの有難いお言葉をいただきました。 40代 男性 【症状 来院の動機】当院にはHPを見て来院する。今治には短期の出張中。新しいサンダル(クロックスタイプ)で階段の上り下りを何度もしていたためか、左足親指に痛み・違和感が生じる。パワーリフティングの競技をしており、練習中にも左足親指の痛み・違和感が気になり、練習中のフォームが崩れたためか腰の張りを覚えるようになる。 左足親指に圧痛、屈曲時に違和感がある。熱感や歩行時に痛みはない。腰方形筋、起立筋に緊張が見られる、腰部可動域制限、下肢に痺れはない。脈滑。【経過 内容】以上のことから左足親指の痛み・違和感は足親指のアライメント異常によるものと考える。気血の循環をよくするツボ、左足親指周囲に鍼と灸を行う。その後腰部に鍼を行う。施術終了後、足親指の屈曲を行っても違和感もなく、圧痛も消失する。腰部の張りも消失し、スッキリしたとのコメントを頂く。2診目は1週間後、トレーニングを行っても左足親指の痛み・違和感は感じず、以前と同様にトレーニングを行うことができた。2診目を以て終了とした。