症例 肉離れ 2026年10月2日 by 玄鍼灸院 20代 男性 【症状・来院の動機】 1か月前に右大腿後面の肉離れを起こす。今回で4回目の受傷。 実業団のラグビーチームに所属しており、近々リーグ戦が始まるため、再発を心配していた。 来院前日の練習中から、以前肉離れを起こした右大腿後面に張りを感じるようになり、当院を受診。 来院時には、右大腿後面の張りのため足を引きずるように歩いていた。 右大腿後面を触診すると強い張りがあり、仰向けの状態で右下肢を上げてもらうと、さらに張りが強くなった。 一方、大腿後面に肉離れによる陥凹は触知されなかった。 既往歴として、両膝前十字靭帯断裂があり、手術を受けている。 【東洋医学的な見立て・施術】 東洋医学では、筋肉の張りや痛みを局所だけの問題として捉えるのではなく、全身の気血の状態や身体の使い方なども含めて考えます。 今回は、以前に肉離れを起こした部位に再び強い張りが出ており、練習による身体への負担に加えて、その部位の気血の流れが滞りやすくなっている状態と考えました。 そのため、局所だけに施術するのではなく、全身の気血の流れを整えるツボを用いながら、右大腿後面の張りが強い部位や圧痛のある部位に鍼を行いました。 また、張りの強い部位の周囲には灸を施しました。 【経過】 施術後には、大腿後面の張りが大きく軽減し、歩行時に少し違和感が残る程度となりました。1週間後の2診目では、大腿後面の張りは出現しておらず、ラグビーの練習も通常通り行えていました。 この日の主訴は腰痛であったため、腰痛を中心に施術を行いました。 60代 男性 【症状・来院の動機】 3日前から右太ももの痛みがありました。 孫が太ももの上に乗ってきた際、落ちそうになったため、とっさにかばったことがきっかけでした。その時は少し痛みを感じる程度でしたが、翌日から歩く時や階段を上り下りする時に痛みが強くなりました。 仕事では歩くことが多く、痛みによって仕事に支障が出ていたため来院されました。 痛みは右太ももの外側にあり、押さえると痛みが出現しました。また、患部を軽くなでると一部に凹みが触知されました。内出血はみられませんでした。 これらの所見から、軽度の肉離れが考えられる状態でした。脈は数でやや滑、舌は淡紅で薄白苔でした。 【東洋医学的な見立て・施術】 東洋医学では、痛みがある部位では気・血の巡りが滞っていると考えることがあります。 そこで、全身の気・血の巡りを整えることを目的とした経穴に加え、痛みのある部位の周囲にも鍼を行いました。 また、痛みの部位が胃経上にあったことから、胃経の経穴も選んで施術しました。 【経過】 初診時は、歩行や階段の上り下りで右太ももに強い痛みがありました。 初回の施術後、痛みは施術前と比べて半分程度まで軽減しました。 その3日後に2回目の施術で来院された際には、まだ少し痛みが残っていました。そのため、初回と同様の施術を行いました。 2回目の施術後には、右太ももの痛みを全く感じなくなりました。その後の施術を予定していましたが、痛みがなくなったため予約をキャンセルされました。 初診時には歩行や階段で痛みがあり、初回施術後には痛みが半分程度に軽減。その3日後の2回目施術後には痛みを感じなくなり、2回目をもっていったん施術を終了としました。 なかなか改善しない身体の不調、東洋医学から見直してみませんか? 体質や身体全体の状態をみながら一人ひとりに合わせて鍼灸施術を行っています。 ―Web予約は24時間受付しています―