陰陽

11月に入り、一層秋らしくなり、朝・晩の寒暖差を感じるようになりましたね。
そこで今回は「陰陽」について書いていきます。

陰陽とは?

今治市 玄鍼灸院

そもそも陰陽とは何でしょうか?
これは陰陽五行説による考え方で、あらゆる事物を陰と陽の二つのカテゴリーに分ける考え方です。

陰の性質:物質的で、固まるエネルギーであり、よりゆっくりしていて、より冷たい性質があります。具体的には暗い、冷たい、停止、凝固等です。
陽の性質:非物質的で、より動きのあるエネルギーで、より速く、より温かい性質があります。具体的には明るい、暖かさ、動き、拡張等です。

より分かりやすく、天気で例えると暗闇や夜、冬は陰になり、昼間や夏、日差しは陽になります。秋の季節は陽である夏から、陰である冬になるその移行期とも言えます。なので昼は暖かく夜は寒くなります。

また、「陰」と「陽」は一方の勢いだけが強くならないように、相手を押さえつける関係があります。例えば、水が火を消し、火が水を蒸発させるような関係です。そして、陰陽にはもう一つ大切な考えがあります。
それは「陰」と「陽」が互いに依存し合いながら、「陰陽」はダイナミックに動いているということです。季節が変わるように、陰陽も大きく変化します。寒い冬が終わると暖かい春が訪れます。陰はやがて陽になり、陽はやがて陰となるのです。つまり、陰陽は反対の性質のものがダイナミックに動きながら、互いに制約し依存し合っている姿なのです。

身体の中の陰陽

身体の中の「陰陽」を言えば、この「陰陽」のバランスが重要になってきます。どちからに傾きすぎると様々な症状が出てきます。
「陽」に傾けば、熱が出る、便秘、喉が渇きやすい等です。
「陰」に傾けば、寒がる、下痢、節々が痛む等です。
傷寒論講義と言う本には「夫陰陽和則体泰、陰陽不調則病生、陰陽偏勝則病危、陰陽相離則死、此陰陽離合之道、為学理自然之妙用也」と書かれています。これは体の中の「陰陽」のバランスが取れていると健康で、バランスが取れていないと病が生じ、偏りすぎると病が重篤なり、「陰陽」がバラバラになると死を迎えると言うことです。
つまり、「陰陽」のバランスをいかに取るかが健康・不健康の分かれ目になってきます。

秋の季節は「陽」から「陰」への移行期であることから、「陰陽」のバランスを崩しやすいので、規則正しい生活を行い、バランスを崩さないようにしましょう。